運輸部青砥駅長
瀬戸 和也
- 現在までの経歴
- 2011年4月 入社
- 2011年7月 動力車操縦者養成課程
- 2012年7月 運輸部 旅客サービス課(駅施設、経費・投資予算担当)
- 2013年7月 運輸部 旅客サービス課(受託広告担当)
- 2015年7月 運輸部 営業課(沿線誘致担当)
- 2019年3月 人事部(南海電気鉄道株式会社出向)
- 2021年7月 運輸部 学園前駅・千葉寺駅・大森台駅・おゆみ野駅・ちはら台駅 駅長
- 2022年7月 運輸部 青砥駅・お花茶屋駅・京成立石駅・四ツ木駅 駅長(当時)
- 現在:人事部 労務課
INTERVIEW Vol.6
駅長としても
個としても
「人」との
触れ合いを大切に
駅職員の想いを汲んだ環境づくりも駅長の務め
青砥駅をはじめ、現在4駅の駅長をしています。主な仕事は担当管内の構内秩序を保つと共に、駅務統括責任者として駅職員の健康や労務管理、効率的な駅務作業の実施や管理のほか、各駅の現金管理の徹底や各施設の保守・管理なども行っています。担当管内に約47名の駅職員がいますが、作業ダイヤに基づき業務を遂行し、毎日、同じ仕事を正確に行うことが重要視されています。また、駅職員は私よりお客様と接する機会があり、本当は創意工夫したいということなどを心にぐっと留めながら仕事をしている人が多くいます。そういった前向きな想いや仕事の悩みなどをすくい上げていくことも私の重要な役割だと思っています。鉄道の安全にはゴールがないことから、常日頃より職場全体が危機意識をもって執務するということに難しさを感じますが、そのなかでも駅職員全員が意識高く働き続けられるような環境づくりに務めています。
他の鉄道会社の出向経験で得た知見
駅長になる前の2年間は大阪から和歌山を繋ぐ南海電気鉄道株式会社に出向していましたが、そこでの経験は私にとって非常に大きなものとなりました。1年目は鉄道沿線にお客様を呼ぶ施策に携わりました。同じ施策でも関東と関西では反響が異なることや、関西のお客様の電車に対するイメージや交通手段の選び方など、価値観の違いを感じた1年でした。その翌年は、カジノを含む統合型リゾート施設IR誘致関連の仕事をしました。カジノと鉄道はうまく結びつかないかも知れませんが、IRを誘致すると雇用が生まれます。そうなると鉄道会社も総合生活産業として関わってくる部分が非常に多くなってくるんですね。どのくらいビジネスチャンスがあるのかを1社だけではなく、大局的な視点で考え、業種や分野の違う多岐にわたる人たちと意見交換することで、視野も広がりました。また、関西は人と人との会話が多いことが印象的でしたね。何事もないようなときでも声をかけたり、「何があったん」「どうしたんや」など声に出して気にかけたりなど、人との程よい距離感の取り方も非常に勉強になったことですね。
地域に根付いた親しまれる駅であるために
通勤利用するだけの駅にならないように人と人との交流の場として、駅の空間を創造していくことも、駅長の一つの仕事だと思っています。今は季節ごとに駅の装飾に力を入れており、例えばクリスマスの飾り付けを保育園と協力して行うこともあります。ほかに保育園の卒園作品を駅のコーナーに掲示したこともあります。子供たちにもっと電車に興味を持ってもらったり、将来、鉄道会社で働きたいと思ってもらえると何より嬉しいですね。もっと沿線地域の方たちと交流し、地元に密着した駅にするのが、駅長としての私の仕事でもあると考えています。駅を安全に利用してもらうように努めることは大前提ですが、沿線地域の方たちとの触れ合いも大切にした駅づくりをこれからも取り組んでいきます。
ある1日の流れ
8:00 | 点呼 |
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8:30 | 管轄駅巡回 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 駅工事関係会社と打合せ |
15:00 | 事務作業 |
16:30 | 帰宅 |